借金で闇金に追われたオーナー

東京の洋服のお直し店でバイトしていた時の体験です。
仕事は受付です。
よく変な電話が店長あてにかかってきました。
どちら様ですかと聞いても教えてくれません。○○さんに替わって欲しいと繰り返すだけ。
店長(オーナー)に取り次ごうとすると、「いない」と言ってくれと。
変だなと思っていました。
次第に、オーナーが借金していることに気が付きました。
ある日、男の人が店に来て、オーナーを外に連れて行きました。
店の前で立ち話しているもの尋常ではない模様。
オーナーはぺこぺこしています。
男の人が帰った後、「私は、裏でお直しに専念するから、受け付けは全部お願い。私がいるかと聞かれても、いないって言ってね」
私は「はい」というしかありませんでした。
週に1,2回の頻度で怖そうな男の人がオーナーを店に探しにきました。
私は「病欠している」と言いました。
「かくまってるんじゃないか」とすごまれたときは泣きそうになりました。
ある日、店に行くとシャッターが閉まっていました。

後々知ることになりましたが、オーナーは夜逃げしました。
家の方にも厳しい取り立てがあって、もう夜逃げしかなかったようです。
債務整理とかできなかったものかと思いましたが、闇金や町金など違法の金融業者からお金を借りていました。
お店の資金ではなく、以前作った借金が原因だったらしいです。
前は衣料店やっていてそれで大きな借金を作り、町金からはその返済や生活費を借りていたらしいです。
事業が潰れて借金地獄。身近で感じた話でした。